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Tag: 薬箱の中の医療~No Faith in Medical Organization~ 4/21Select song by Spirits In The MaterialWorld/The police

薬箱の中の医療~No Faith in Medical Organization

道に迷って山肌を切り開いた舗装もしていない赤土で凸凹の路面が蛇が這うように続いている。登り口から見上げてみるとそれは青く染まった天空に続く坂道のように見えた。
人間という生き物、生きていく上でいろんなモノにストレスを感じて生きている。
人それぞれ、癒しの対象も違うが、私はこのような自分が好む風景、光景を眼にした時、想像した時はふと心が洗われ暖かい光に包まれ癒される。

さて、今日は少し趣きを変えて日本の医療体制、大型総合病院の在り方を考えてみたいと思います。
全部がそうだとは言わないが、総合病院の多くは、医師~看護師~薬剤師等の縦・横の伝達、連絡が不充分、中にはまるで出来ていないところもある。それぞれがマニュアル通り動くだけだから1人の患者からしてみるといったい何がしたいのかと不安と疑問を生みやがて怒りに変わる感情を抱くようなる。例えば肺炎で入院したある患者が、マニュアル通り言動をする看護師や技師が肺炎で苦しんでいるのにも関わらず平然と「お風呂どうですか?」又、「リハビリにいきましょう」と誘いにくる神経は誰だって疑うというか怒りを覚えるだろう。

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それから本人や家族や同じ病気の患者の前でこんな事を言う医師が居るとする、「この病気で最期を迎える際は、壮絶な苦しみに襲われノタウチ廻って苦しみながら死んでゆきますのでその覚悟はしておいてください。」「あなたのような精神状態の人はこの病院にこれ以上入院して治療を試みても治療にならないので退院して頂いた方がいい。」などと医者としては禁句にあたるような言葉を患者に平然と掛ける医師が居たなら誰もが怒りを通りこして呆れてしまい医者としての資質を問いたくなるでしょう。恐ろしい事にこれらは実際本当にあった事なのです。

医者や看護師はその道のスペシャリストではないか。その専門家であるがゆえ、広角で物事を見る事が出来ていない。命を預けている患者からすれば、大人数の患者を扱うので手の行き届かないところがあるなどと言い訳の出来る事ではないと思う。本来人の命を救うのに必要ではない政治がらみの権力に蔓延(はびこ)り、そこに群がる人脈からなる産業としての医療、医療技術の進歩を最優先し患者を実験台にした上で尚且(なおか)つ犠牲にする医療の横行が目立つ。おまけにこの業界は、医療ミスや投薬ミスを行っても責任が問われにくく、それ故にこの世界では人の命の前に、過剰な医療行為や投薬が行われているのも事実。

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全国の大型総合病院でもこのような事例は日常茶飯事のように起こっていると思います。
根っこの部分から改革してゆかないと医療技術が発展するのと比例して本来「生き人」である患者が死んでゆくことになる。日本医療の危機とも言える大問題である。
「誰の為の何の為の医療なのか」ということである。今の大型総合病院の医療はモガキ苦しんでいる患者の為に最善を尽しているとは言いがたい。産業化された事(こと)無かれ主義で儲かれば何でもありの世界。
患者の身になって医療費支出を減らし、医療の質を高めるために必要なのは、不要で過剰且つ危険な医療措置にメスを入れ、縦・横の連携を確実なものにし、患者毎に異なる対応の出来るマニュアルの細分化と現場に出るまでの教育の徹底、経営者サイドからのコネや横槍は防御出来るシステムを構築することだ。

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それから患者が、その病院が優秀かどうか、医療が適切かどうか、又、安全かどうかを的確に判断出来るようにする為に、行政にもメスを入れるべき問題がある。問題は、病院の医療成績に関するデータが公開されていないということ。患者自身がより自分に適切な病院を選択出来る選択肢が明確になる要素なので、こういうものは早急に開示しておくべきものだと思う。

私を含む誰もがいつ病院のお世話になるか解からない。たとえ命を守る職場という大前提の基であれ大型総合病院は政治、経営母体、周辺企業が蔓延り産業化しているEgoist(自己利益主義) 産業と言わざるを得ない。スピード感がなく都合の悪い事は隠蔽する体質の厚労省などに期待してはいけない。

「誰の為の何の為の医療なのか」を自分自身で考え健康である時から自分にあった病院や薬局、健康管理を選定しておくことはとても大事な事かもしれない。大儀、信念なく大量の投薬される薬箱のような環境の中で、機械を使った無機質な検査ばかり行い、病名、治療法はコンピューターが弾出す。このような病院という箱の中では多くの人はストレスを感じるだろう。事実、病院に入院して悪くなった例も数多く聞く。患者の心のケアが出来ないような環境では本来の病気も完治などするはずがないと思う。

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さて、今夜はblog内容の医療体制批判というものも踏まえ現代社会への体制批判とも言える歌詞の詩をお届けしましょう。
イギリスのPoliceというグループが1981年発表した4th album “Ghost in the machin”直訳すると“機械の中の幽霊”となる。これはメンバーの1人のStingが、ギルバート・ライルという人が書いた哲学書“心の概念”という本の中に”Ghost in the machin”という言葉が出てきたのを引用したらしい。

機械は物質文明社会において身体で幽霊は心=精神を指すものだと解釈できる。このアルバムはPoliceのアルバムの中でも非常に難解で暗いテーマを持ち、とんでもない方向へ向かう現代社会への提言、主張するというトータルコンセプト。物欲主義の現代では自分自身で切り開く重要性を紐解いている。

この後1982年発表の“Synchronicity”が非常にキャッチーで大ヒットして有名だが、”Ghost in the machin”こそ彼らの最高傑作のような風格がある。
それでは、前置きがえらく長くなってしまいましたが、その”Ghost in the machin”の1曲目に入っている詩でレガエの曲調に乗ってうたわれる“Spirits In The Material World”という詩をお届けします。

Spirits in The Material World

Written by Sting(The police)

There is no political solution
To our troubled evolution
Have no faith in constitution
There is no bloody revolution

We are spirits in the material world
Are spirits in the material world
Are spirits in the material world
Are spirits in the material world

Our so-called leaders speak
With words they try to jail you
The subjugate the meek
But it’s the rhetoric of failure
We are spirits in the material world
Are spirits in the material world
Are spirits in the material world
Are spirits in the material world

Where does the answer lie?
Living from day to day
If it’s something we can’t buy
There must be another way

We are spirits in the material world
Are spirits in the material world
Are spirits in the material world
Are spirits in the material world

Spirits in The Material World

訳 詩  yasushi Haruno

困難に陥っている私たちの進化の過程は
今の政治では解決出来る方法なんて何もない
世の中を動かしている体制に信念さえ感じない
命がけの革命なんてのもありゃしない

私たちは物質文明社会に灯る灯り
志を語ろうじゃないか
心粋をみせようじゃないか
大事なのはそれぞれひとりひとり違う色の輝きを放つこと

私たちの、世間で言うところの指導者と分類される人達は
言葉と言う武器を使って
罪の無い人たちを牢屋に入れようと目論んでいる
奴らは従順でおとなしい人たちの心を支配しようとしている
それは、いわゆる都合のよい詭弁ばかり使ってさ

私たちは物質文明社会に灯る灯り
志を語ろうじゃないか
心粋をみせようじゃないか
大事なのはそれぞれひとりひとり違う色の輝きを放つこと

日々暮らしてゆく中で
何処にいったい答えがあるというのだろう
もしもそれがお金で買えないものなら
そろそろ他のやり方を自分なりに実行することだ

私たちは物質文明社会に灯る灯り
志を語ろうじゃないか
心粋をみせようじゃないか
大事なのはそれぞれひとりひとり違う色の輝きを放つこと

youtubeオリジナル音源 ↓

http://www.youtube.com/watch?v=8wtQvbA0WC4



コメント

  • あ~確かに、おっきい病院は対応悪いですよね。それが当然のような対応をされると余計頭にくるし。医者や看護師不足だからなんて言い訳だよ。薬出しまくりで点数稼いで、入院させて実績あげて、必要もない検査して、書類はすべて有料のくせに遅いし。
    普通にストレス溜まりますね逆に。どこも同じか~~

    ポリスの詩、いかしてますね~訳詩も!! -- yu 2013-04-21 (日) 00:22:45
  • 同感!!特に厚労省指定の大型病院など横着極まりない!ま、中にはいい先生いるけどほんの一握り。看護婦の対応みたら先生の質わかるよ。

    患者と本気で向き合う先生なんて中々いない。多くは評判とりのカモフラージュ!理事長が居て、経営母体があるところは、ほんとに儲け主義が第一。個人の病院の方が親切丁寧。同じ治療入院するならそっちを選択するな。

    ポリスのレガエだね~~こんな歌詞だったんだ!!素晴らしい!
    -- mainman 2013-04-21 (日) 00:31:53
  • アンディー・サマーズの刻むよなギターに乗って切々とスティングが訴えるよに歌いあげているね。確かに現代の物質文明社会への警告とその変わらない危険な世界でどう生き延びるかそれぞれかんがえよう!ってとこかな。

    日本の医療は最先端で良い部分ばかりクローズアップされているが、一見些細なことでもありえないことが起こる環境であってはならない。危機管理の意識が全く足りない。ほんとにごまかししてもわかりにくいのでこいつらのさばっている。
    この体質は変わらない。だからほんとにひとりひとりが自己管理しないとね。こと命に関わることだものな。 -- トロイメロイ 2013-04-21 (日) 00:40:04
  • いいコメントだ。大病院を体験した人誰もが感じる感情を上手い言葉で表現している。
    確かに医療技術は進歩してもハートの伴なわない無機質な対応や患者や家族を思いやる心が無ければ医療の道のスペシャリスト及びそれを率いる医療組織としてはユーザーサイドから見れば失格だ。

    しかし彼らにはそんなことは2の次であることが問題なんだよな。医者である前にサラリーマンであることが彼らの行動の根底にありその意識のまま行動するから自分の病院の点数稼ぎ、病院ランキング、自己の評判維持が最優先となる。

    コメントにもあるようにある程度ユーザーサイドで見限って自己管理しないと今の体制のままでは命をちじめることになる。 -- マカダミアンシュリンプ 2013-04-21 (日) 09:38:31
  • アメリカの現役バリバリの大学病院の医師がこんなことを交えてニューズウイークシにコメントを寄せている。「医学生のころから現代医学は精密で素晴らしいだけでなく、危険で不誠実なのではないかと思い始めた。それは医師になり現実のものであると実感した。」内部告発したら見せしめに遭うそうだ。日本でももちろん同じ事が行われている。入院患者の25%が被害にあっているというデーターもある。

    建設業が隠蔽体質というが、この業界の方が極めて強い隠蔽体質と利己主義に陥っている業界である。
    -- ムシャノコウジ 2013-04-21 (日) 15:38:54
  • ポリスの詩は難解ですが、正論展開の素晴らしい内容の詩ですね。

    小さい時に病院に入院して何か生きた心地しなかったのを思い出します。薬も飲むと逆に身体に負担が掛かるようなリスクの高いもので、出来れば飲みたくない。 -- kouji 2013-04-22 (月) 00:25:16
  • Greatest!!すばらしいコメントと詩だ!! -- duke 2013-04-22 (月) 08:35:23
  • 痛烈な社会批判のひとつ医療問題ですね。確かにおっしゃる通りの事態なのでしょう。
    ほんと、根っこの部分から変えていかないとダメやな!

    スティングは社会的な歌詞の詩がタマにある。詩のあちらこちらにこの男の知的さを感じることが出来る。 -- 縄文原人 2013-04-22 (月) 14:51:00
  • 日本では、医療機関や医師の役割分担はユーザーサイドから見ると非常に不明瞭、且つ不明確なものだ。医療内容や患者の受療行動も完全に放任されている。特に、一次的・日常的な医療を担うプライマリ・ケアの概念と役割は未発達で、先進国の中でも極めて特異な状況だ。

    日本では、こうしたプライマリ・ケアの概念さえ確立されておらず、それを担う医師の能力も定義されず、そうしたケアを求める患者・住民のニーズに応えられていないのは事実。プライマリ・ケアは、入院中心・急性期中心のモデルから、在宅医療や介護との連携といった方向へ医療モデルが変容し、看護師はじめ多くの医療従事者と協働して患者を支える方向に向かうためにも不可欠だ。「ケア」というとおり、医療単独、あるいは医師単独で患者を治し、支える時代は終わった。

    こうした視点から見ると、日本の医療は、診療報酬を通じた供給側の誘導、利用者負担を通じた需要側の誘導に依拠し過ぎであった。特に診療報酬は、一定の方向性への流れを強めるための「弾み」であるべきだが、供給サイドは、点数を一斉に追いかけ、結果として現場に新たな歪みが生じる。そしてそれを是正するように、再び診療報酬の改定が行われ、また違う方向に一斉に追いかけ始める、という点数と現場のイタチごっこが繰り広げられ、「自律」の芽が育つ土壌が乏しい。

    -- 写楽 2013-04-22 (月) 17:50:56
  • やりよったわい。yasushiさん!ほんまや、あんたの言うとおりやで、よう言うてくれた。じつわな、わても似たような体験しましたのんや。看護師にはええかげんせいいいとうなりましたわ。
    医者なんぞもうしばきたおしたろか位に思いましたが。
    くすり、くすり、くすり、検査、検査、検査、こないなことやられたら病気でないもんかて病人になってまうがな。
    やつらは点数稼ぎのサラリーマンでええんかもしれんが、こっちは命かかってまんのんで、おい、医者野郎でみとるやつおったらよう~聞いときや。
    わては必要期間以上になごーに抗生物質のまされて身体わるなって死にかけタンや。
    そんな死にそこないやから恨みはらすまで死にしませんで~

    stingの詩の訳、ええな~さすがや。みんな日本人はおとなしすぎるんですわ。もっと血眼になって生きなあきまへんで~いうこよやね! -- こうたろう 2013-04-22 (月) 21:01:49
  • スティングは知的で正義感に溢れた詩を書きますね~


    医者が患者の病歴どころか、名前を覚えていてくれたらラッキー
    というのは同じだと思う。

    医者は職業だ相手は、仕事としてやっているということを、忘れたらいけない。
    儲けが1番優先。患者が死亡したら、医者は裏から逃げる、怒った遺族をなだめるのは
    別の医者の役目、だそうです。
    この国の医療に誠意とか思いやり等は期待しないがそれ以前のモラルから全く出来ていないのが問題だ。 -- 応仁のLAN 2013-04-22 (月) 23:28:38
  • なんか悲しい話しだけど真実は恐ろしいということ。命預けてるんだからサービス業みたいに扱われたんじゃたまらないですよね~共感!! -- れいん 2013-04-22 (月) 23:30:54
  • 医療問題は華やかな最新技術や特効薬などの陽の部分のみ脚光をあびるが末端の基本が出来てないのだからね。その部分は隠蔽傾向にある。

    死に至り訴訟問題まで行ったものだけがクローズアップされているがこれはほんの一握り。 -- 天然アロイ 2013-04-24 (水) 08:26:26
  • スティングの詩はいいね~痛烈な社会批判。yasushiさんのコメントともシンクロして
    いる。


    確かに大病院はこれが当たり前のよな対応が多いな~働いてる人は一生懸命やってるのだろうけど産業組織として造られ教育されているからとても患者の為のホスピタルとは言えないな。それを期待するなと言われてもそれは言い訳だろう。

    サービス業じゃないんだぜ! -- ホットチョコレート 2013-04-24 (水) 21:09:09
  • 医者が時問に追われ、医療が複雑になるにつれて、患者との関係が崩れている。しかし多くの調査から、医者とのコミュニケーションが患者の満足感や症状、総体的な健康に影響を与えることが明らかになつている。

    例えば、カナダの研究者はかかりつけ医39人の診察を延べ300件以上録画し、患者に医者との関係に基づいて診察を評価させ、健康状態を追跡調査した。すると、医者が自分の感情や不安に留意して真剣に話を開いてくれると感じた患者は、精神的に安定するだけでなく、病気の症状も客観的に少なかった。

    「自分の話をあまり開いてくれないと思ったら、その医者が適切な投薬や検査をしてくれると信頼できるはずがない」
    -- クレメンタイン 2013-04-26 (金) 21:14:07
  • 同感ですね~確かに総合病院にお世話になりたくない。お世話にならないように普段から健康管理を行ってかかりつけを作っておくべきだよな~

    ポリスの詩は社会派の鋭い視線ですね~GOOD!! -- れい 2013-04-27 (土) 15:51:42
  • Good Job!! 医療問題はとにかく公表されるものが限られるので誤魔化されやすい。逃げ易い分野。責任逃れしてる責任重大な奴が沢山いる。

    衆議院医療審議会にでも何度も何度も突き詰めるべきだ!! -- シュナイダー 2013-04-28 (日) 15:48:49
  • すばらしい!いいコメントにいい詩だ。 -- ペガサス 2013-04-29 (月) 09:20:30

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